債務整理を家族にバレずにやりきるためのポイント3つ

債務整理は法律で認められた救済制度です。

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もう借金を返せない、滞納し続ける日々とおさらばしたい。そんなことを考えていると心が追い詰められてしまいますよね。借金で苦しんでいる人は案外多く弁護士事務所はもちろん、無料で相談できる公的機関にも毎年4000を超える声が届いています。

借金を軽くする方法・なくす方法のことを債務整理と言います。最近はCMで過払い金についてお知らせされていますがあれも債務整理によって行います。債務整理には任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つがありますが、借金の過払い金で問題になるのは任意整理です。

任意整理は裁判所を通さず直接金融会社と交渉することで金利を減らすためのものです。この場合は弁護士が代わりに手続してくれるため、あなたはその結果を待つだけです。そして、裁判所の判決で利息の調整を行う特定調停。こちらは任意整理より強い拘束力を持ちますが、過払い金の返還はできなくなります。できることは任意整理と同じです。

借金の原本そのものを減らすなら個人再生か自己破産という選択肢があります。個人再生の場合は安定した収入があることを条件に債務を返せる範囲まで減額するものです。こちらはギャンブルによる借金でも行えます。そして、債務を完全になくすのが自己破産です。

自己破産をするとすべての債務から解放されますが、今ある財産を使って可能な限りの弁済が求められます。この4つの債務整理の内から今あなたができることは何かを相談しながら決めていきます。

当然、任意整理が最もペナルティが軽く自己破産が最もペナルティが重いです。これは法律で決められたものではありませんが、民間の信用機関に債務整理をしたことが記録され金融会社がその情報を基にあなたを警戒します。この記録のことを通称ブラックリストと言います。

債務整理を家族にバレずにやりきるためのポイント3つ

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弁護士とのやり取りは秘密裏で行う

まず、債務整理がばれる理由は弁護士とのやり取りを聞かれてしまうこと。いったい何のやり取りをしているのか怪しまれてしまいますし内容が分かる単語が聞かれたらそこでばれてしまいます。弁護士とのやり取りは可能な限り携帯電話で人のいないところで行うようにしましょう。

可能な限り弁護士と電話のかけ方や時間について相談しておきましょう。郵送物についても自宅に届く前に弁護士のもとへ届くように変えてしまいましょう。これで、債務整理に関する情報に家族が触れる心配がぐっと減ります。

裁判所からの郵送物は郵送先を変える

次に気を付けたいのが裁判所からの郵送物です。裁判所からの郵送物なんて、誰だって気になるものです。一通でも見つかってしまえばそれまでです。裁判所からの郵送物の宛先を変えることで、その不安を避けることができます。弁護士に頼んでいる場合は弁護士のもとでも良いですし場合によっては郵便局でとどめてもらうのもありでしょう。少なくとも職場に届くことは無いので安心してくださいね。

必要書類はこっそり集める

必要な書類を集める必要もあります。具体的には各債務整理によって異なりますが、これまでの借金の履歴や身分証明書、給与明細、源泉徴収票、退職金計算書などがあります。自分の分だけでしたら何とかなりますが、個人再生の場合は配偶者の分も必要となることがあります。保管場所が分かるときはこっそり持ち出すしかありません。

保管場所がわからない時はその時点であきらめましょう。少なくとも、本人の書類だけで手続き可能な任意整理のうちに債務整理を済ませておくのが一番です。

ばれたらばれたでしょうがない

確かに、債務整理については家族にばれたくないものです。しかし、何も告げずに債務整理をしたことが明らかになったらやはり信頼おとしてしまうでしょう。あえてすべてを打ち明けることで協力してもらえる場合だって考えられます。

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