借金は誰にでも起こり得る?借金を始める小さな理由とは
些細なことがきっかけで始まってしまう借金地獄
複数の金融業者から借金を重ねて、ついには闇金融業者にまで手を出して、夜逃げをしたり、自殺をしてしまったり、、、。そんな債務者をテレビや雑誌で見たことがある人たちも多いと思います。
そんな人たちを見て「バカだなあ」と感じたことありませんか?そんな感想を抱く人たちは、その時点では借金をしていない人だと思うのですが、「自分とは無関係」と思っているようでは危ないかもしれませんよ!
借金地獄というのは、些細なきっかけで始まってしまうものなのです。一体どのようなきっかけで借金地獄に落ちてしまうのか?代表的なものを取り上げてみますので、気をつけてみてください。
ギャンブルがきっかけで
これは一番よく見られる安易な借金です。代表的なギャンブルといえば、パチンコや競馬。お小遣いの範囲で楽しめるのであれば、ギャンブルするのはいけないことではありません。しかし、娯楽で止めることが出来ない人達が多いのです。
パチンコ店などのすぐ側には、クレジットカードのATMが設置されています。それは、軍資金がなくなった債務者がすぐにキャッシングできるようにです。この手軽さが借金をどんどん重ねてしまう原因に繋がっています。
友人との付き合いで
友人との付き合いで一時的に借金をする人がいます。どのような付き合いかというと
- 飲食の付き合い
- 旅行の付き合い
- 趣味の付き合い
- 買い物の付き合い
などです。ライトな関係ならまだ良いかもしれませんが、見栄を張るがあまり、自分の経済力をオーバーする付き合いをしてしまう場合があります。そういう時には、付き合いを断るかっこ悪さを見せることが出来ずに、借金を重ねてしまうのです。
エステ費用として
エステに通いたいと思っている女性は多いと思います。ところがエステの費用って結構高額ですよね。何十万円するのは当たり前ですし、納得がいくクオリティに仕上げるまで徹底的に通うのであれば、100万円をオーバーするケースも珍しくありません。
美を追求するのはいけないことではありませんが、ほどほどにしておかないと、後戻りできなくなり、借金してまでエステ費用を工面しようとするのです。
引越しする時の費用として
引っ越しというのは想像以上にお金がかかるものです。引越し業者に支払うお金はもちろん、
- 新居にかかる敷金礼金
- 今まで住んでいた部屋の退去費用
- 新しく購入する家具の費用
etc。
一人暮らしの場合でも100万円ぐらい必要になるケースもあるほどです。そうすると自分の貯金でまかなえなかった分を借金して用意する場合があります。
引っ越しは繰り返すものではないと思うので、一時的な借金なら良いのですが、借金は意外と手軽に行えてしまうので、これをきっかけに、小さな借金を繰り返してしまう場合があるのです。気付いた時には多額になっている場合があるので、気をつけるようにしましょう。
会社を立ち上げる費用として
これは個人事業主によくある事例です。業種は何であれ、会社を立ち上げるには必ず初期費用が必要になります。会社の中身によっては数十万円でオープンできてしまう場合もありますが、飲食店などをはじめとした、しっかりとした店舗を構える会社の場合は、数百万円から数千万円必要になる場合もしばしば。
そんな時には当然借金をしないとどうにもならないことの方が多いでしょう。事業が右肩上りになれば、返済は滞りなくこなすことができるかもしれませんが、現実はそう甘いものではありません。どんどん借金が膨らんで、最終的には自己破産になってしまう社長さんも多いのです。
車の購入資金として
車好きの男性って結構多いですよね。定期的に新車を購入して乗り換えている男性も多いと思うのですが、大抵は一括支払いではなく、ローンを組んでいると思います。このような場合のローンは、「借金ではない!」という意識を持っている人たちも多いようですが、ローンを組むというのはれっきとした借金です。
経済力が許す範囲で車に注ぎ込むのであればまだ良いですが、のめり込みすぎるとカスタムなどもし始めて、あれよあれよという間に多額の借金になっているという場合は珍しくないので気をつけるようにしましょう。
投資の費用として
株取引、先物取引、FX、マンション投資、駐車場経営etc。投資のスタイルは色々と存在しています。副業として投資を始める人たちも珍しくなくなりました。このような投資は、あくまでも、生活費に手をかけるのではなく、貯金の中でも一部のお金に手をかけて始めるのが安全な方法です。
ところが、しっかりとした投資費用を用意して、一発逆転を狙っているような人がいます。すると、借金してまで投資にのめり込む場合があるのです。
しかし、投資というのはそこまで甘いものではありません。失敗してしまう人の方が圧倒的に多いのです。資金がショートしたところで諦めればまだ良いのですが、諦めきれずにどんどん借金をして、悪循環に陥ってしまう場合があるので気をつけてください。
借金が返せなくなってしまった場合には?
上記のように取り上げてきたものが借金の原因になりやすいものです。このような借金が返済できなくなってしまった場合には一体どうすればいいのか気になりませんか?そんな時に検討してもらいたいのは債務整理というものです。
債務整理とは?
債務整理とはいったいどんなものなのかと一言で言うと「借金を減らすことができる手続き」です。法律に基づいて借金を減らすことができるというのは意外と知られていなかったりします。債務整理は
- 過払い金
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
の4種類存在しているのですが、利息を免除してもらったり、半額以上借金を減額できたり。あるいは、借金が帳消しになる場合も!このような説明を聞くと、やらないと損な気分になってきませんか?債務整理の中身は、一体どのようになっているのか?次の項目から少し触れてみましょう。
最も手軽な任意整理と過払い金
債務整理の中でも最も手軽に行えるのは、任意整理と過払い金の二つです。どうして手軽なのかと言うと、弁護士の協力のみで解決できるからです。
後に紹介しますが、個人再生と自己破産は、弁護士の協力+裁判所の協力が必要になります。ですから手間もかかりますし、費用もかかるのです。それに比べると、任意整理と過払い金は短時間で済ますことができます。弁護士ではなく、行政書士の協力でも解決することができるのです。
利息をカットする任意整理
任意整理は将来的な利息をカットして借金を解決させる方法です。つまり支払っていくのは元金だけで大丈夫ということになります。元金があまり大きくないにも関わらず、返済が難しい経済力の場合にはオススメです。
払いすぎた利息を取り戻せる過払い金
過払い金というのは、払いすぎている利息の返還を求めることです。本来は20%の上限での貸付が決められているのですが、20%以上の貸付で利息を取っている場合があります。そのオーバーした分を取り戻せるのですが、過払い金は債務者によっては100万円を超えることも!それをそのまま返済中の借金に回すことができるので、一気にチャラになってしまうケースもあるんです。
大きな借金に効果的な個人再生と自己破産
任意整理と過払い金でも解決できないぐらい大きな借金の場合には、個人再生と自己破産が有効です。この二つは弁護士の協力にプラスして、裁判所の協力も必要になります。したがって、少々手間がかかるのですが、大幅な借金の減額には大変有効です。
半額以上の減額も目指せる個人再生
個人再生は、債務者の人生を再生させることを目的として設立された、比較的新しい債務整理です。借金の状況や債務者の経済状況によっては、半額以上の免除が許される場合もあります。減らした借金は3年から5年をかけて返済するのがルールです。借金の返済を投げ出さずに、確実にクリアしていきたいと言う債務者は是非検討しておきたい債務整理です。
借金がチャラになる自己破産
自己破産は、借金がゼロになってしまうので、一切返済をする必要がありません。裁判所の判断により返済が不可能と認められた場合に適応されます。
返済の苦しみから逃れることができるのですが、金目の財産は全て押収されてしまうというデメリットがつきものなので、可能な限り避けて通るべき債務整理です。本当に追い込まれた時にだけ検討するようにしてください。
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